関節に良い運動法。
関節の健康の為には、グルコサミンやコンドロイチンなどの摂取の他に、適切な運動も必要です。
こちらでは、関節を痛めない運動法を紹介していますので、ぜひ参考にして、日々の健康に役立てて下さい。
運動の必要性について。
運動すると、関節を支える筋肉や靭帯、腱が鍛えられ、これによって関節の可動域や柔軟性、緩衝性が保たれます。
鍛えられて筋肉や靭帯、腱は、体を動かす動作に伴う衝撃を受け止め、体全体をしっかり支えてくれます。
つまり、関節にかかる負担を肩代わりし、軟骨を守ってくれます。
グルコサミンの摂取は関節には欠かせませんが、運動をしないと関節は自然に退化してしまいます。
また、運動は関節の健康の為だけではなく、快適な睡眠やストレスの解消、免疫力の向上などにも役立ち、心身ともに良いことばかりなのです。
下記に、変形性関節症などの関節症を患っていても、比較的楽にできる運動法を紹介しますので、ぜひ自分に合った運動法を探す参考にして下さい。
ウォーキング。
有酸素運動は、循環器系を鍛え、脂肪を燃焼し、体全体の調子を整えます。
ただし、ゆっくりしたペースで歩いても心拍数が上がりませんので、走る必要はありませんが、せめて早歩きぐらいのペースで歩きましょう。
ウォーキングは衝撃が少なく、走る際ほど地面を強く蹴りませんので、あまり関節に負担がかかりません。
時速2km以上のペースで歩くと、負担は走る場合と変わらないとされています。)
ウォーキングの魅力は、特に必要となる場所や道具は無く、家族や友人と一緒にできることですが、有酸素運動としてのウォーキングが大事なので、ペースはしっかり保ちましょう。
サイクリング。
サイクリングの長所はウォーキングの長所と共通するものが多いのですが、自転車をこぐ時は、下半身で体を支える必要がありませんので、下半身への負担が極端に少ないのが特徴です。
腰や膝の調子が悪い方は、サイクリングのほうが楽にできるでしょう。
体全体を支える必要が無いので、骨を丈夫にする効果にはあまり期待できませんが、ウォーキングに比べて、腿の筋肉(特に四頭筋)が短い間に鍛えられます。
水中エクササイズ。
水中で行なうエクササイズは、浮力が体重を支え、関節に負担をかけません。
医師や理学療法士も、誰もが水中エクササイズを支持しています。
泳ぎが苦手でも、水中エキササイズはできます。
ストレッチ(柔軟体操)を大切に!
どんなエクササイズ・プログラムにもストレッチを取組む必要がありますが、変形性関節症の方には特に大切だと言われています。
- いきなり筋を引っ張らないように、必ず体を温めてから伸ばしましょう。
- 自己流でやらずに、正しい方法を学びましょう。
- 力を抜いて伸びその姿勢を保つのが効果的なストレッチです。
- 筋肉には酸素が必要ですので伸びている間はゆっくり深呼吸しましょう。
- 『痛かったら、止める』、を心掛けましょう。
- 最低でも週3回、20分程度のストレッチをしましょう。
週2回のストレッチは現在の柔軟性を維持し、週3回以上は柔軟性を高めます。
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